柳瀬川を歩いていて、野鳥や魚に餌付けをしている人を本当によく見かける。 野生動物に人間が餌付けをしてしまうと、どうなってしまうのか、普通に考えれば分るはずだ。 いつしか餌を与えられた野性動物は、餌を捕ることを忘れ、著しくは生態系に悪影響を及ぼしてしまうことは間違いないのだ。そして、何よりも、川の汚濁に繋がるということを忘れてはいけないのだ。
餌付けは人間のエゴである。 ただかわいいから、なついてくれるから、寂しさを紛らわしたいから、そんなことは理由にはならない。
親が子に、動物はかわいがらなくてはいけないと、餌付けは正しいのだ、すべきなのだと実践している姿を見たことがあるが、それは大間違いだ。
清瀬市も餌付けをしないでほしいとパンフレットを作成したことがあるが、まだまだ浸透しているとは思えない。教育現場でもぜひ徹底して教えてほしいものである。