小学生の頃から三度の飯より好きで、親に「また聴いてる」と怒られながら、勉強そっちのけで聴きまくっていたラジオ。国内のラジオだけで飽き足らず、短波や中波で海外の放送まで聴いていたので、学校行っている以外は、ほぼラジオ漬けな生活を送っていた。
「ハガキ職人」というほどではなかったが、好きな番組にせっせとハガキを書き、たまに読まれた時の、あの嬉しさというのは、経験した者じゃなければ分からない喜びなんだと思う。
今、送り手側にいて、一番大事にしていることは、「常にリスナーさんファーストでいたい」、ということだ。
今でも他局の番組はせっせと聴いているが....
名前をコールされた時はテンション上がる。
現在、曲のリクエストはあえて控えているが、メッセージやツイートを読まれなくても、名前コールされるだけでも嬉しいのだ。
この喜びを知っているから、余計に「リスナーさんファーストでいたい」と思うのだ。
私の番組の3時間は、あっという間だ。ディレクターのあやちゃんや、局の皆さんが手厚くサポートしてくれるから、そう感じられるのだろうが、調布の時みたいにワンマンでやっていたとしたら、恐らくパンクしていただろう。また、ライブラリーに限りもあり、リクエストにすぐお応えできないこともある。 だから、せめてメッセージは全部お読みしたいのだが、時間によってはお名前だけ、ということもあり、これは心苦しい。
まだまだ足りない部分あるかと思うが、これからも「リスナーさんファースト」でいたい。初めての方も、久しぶりにお立ち寄りいただく方も、聴いてよかった!と思ってもらえるような番組を継続したいのだ。
【追伸】
1970年代、大ブームになったBCLのバイブル(私はDX年鑑だったが)「BCLマニュアル」が復刊した。著者の山田耕嗣さんはお亡くなりになったが、山田さんの想いは踏襲された「令和版」なのである。ブーム再燃はないだろうが、ラジオに再び目を向けてもらうきっかけにはなるだろう。