野村克也監督が亡くなりました。
昭和48年の日本シリーズからホークスファンの私。捕手で監督、しかも、かつての三冠王というマルチな感じにグッと来て、野村監督の一挙手一投足に釘付けとなり、その野村監督を基準に観戦していると、パリーグの野球はこんなにも面白いのかと、夢中になりました。当時はまだセリーグが中心の野球界、パリーグの試合は閑古鳥が当たり前で、なかなか人気が出なかったのです。でも惹きつけられましたね。
小学校6年生の時、大阪球場へ行き、南海対阪急の試合を観戦したのです。試合開始前、選手を待っていたら野村監督が現れ、サインをお願いしたら「なんや東京から来たのか！」と驚かれ、マネージャーだったかに指示し、他の選手のサインまでもらって来てくださいました。
その後も監督と何度かお目にかかり、「ちゃんと勉強せいよ」と声もかけていただきました。
ヤクルト、阪神、楽天の監督時代にお会いすることはなかったのですが、野村監督が追い求める捕手像とは？野球像とは？南海時代の残像と重ねながら野球を見ていたのです。
晩年テレビで監督を拝見していて、本当に野球を愛している方なんだなと、改めて感じていました。
合掌
