À l'avenir~柳瀬ゴロー公式ブログ

柳瀬ゴローです。FMふじやま、TOKYO854でパーソナリティを務めております。番組のお知らせや川のことなどを綴っております。

ボランティア袋を用いて川のゴミ拾い

 

今日の1曲

Mishka Shifman / Vladimir Vysotsky 

ヴラジミール・ヴィソツキー....ソビエト時代の反体制シンガー。独特のしゃがれ声でギターをかき鳴らし、闘って、そして散った。ソビエト崩壊時まで生き延びてくれていたらと思う。

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これまで柳瀬川でゴミ拾いする時、市指定の有料ゴミ袋を使用していたのだが、「ボランティア袋使えばいいじゃない」とのアドバイスを頂き、市役所へ。住所と団体名を書いて申請し、すぐ交付してくれたので、早速ボランティア袋を用いて柳瀬川沿いのゴミ拾いを行った。先日のゴミゼロ時は、やや人数が少なかったので、多分手薄なエリアがあったはずだなあと、その辺りを中心にゴミ拾いを行った。顔馴染みの釣り人さんから「ご苦労さんです」と声をかけていただき、道行く方から労っていただき、本当に有難い。さらに30年前から台田団地に住まわれているという方から私の活動を褒めていただき、さらに川づくり・清瀬の会の活動にも関心を持っていただき、嬉しかったなあ。その方が危惧しておられたのが、マイクロプラスチック汚染で、この問題を深刻に捉えていたことに勇気付けられた。今回のゴミ拾いで気になったのが、餌付けの残骸と思えるパンの袋を見つけたことである。以前も書いたが、魚や鳥が可愛い、だから餌をやりたい、その気持ちは分る。しかし、野生動物に餌付けしてしまえばどうなるのか....。食べつけないものを食べれば当然身体に変調をきたす、生態系への影響を及ぼす、餌付けで慣れてしまい、自分で餌を獲ることを忘れてしまう、川の汚濁に繋がるなどなど、いいことは何もないのだ。餌付けをする人は近寄ってくるから可愛い、寂しさを紛らわせてくれる、だから餌付けをするのだと開き直っているが、そんなのはただの自己満足じゃないかと。本当に動物が可愛いと思うのなら、直ちに餌付けを止めてほしい。

 

革命をどう教えるのか

昨夜のNHK-BS国際報道2017で、「革命100年揺れるロシア」という特集を放映していたが、教育現場でロシア革命をどう教えているのか興味深かった。今、教育を受けている世代はソビエト時代は当然知らない。でも、親や祖父母の世代はソビエト時代、恩恵を受けたのか、虐げられたのか、2つに分かれる。その子どもたちが家庭でソビエト時代をどう教えられているかで、ロシア革命の取り扱い方は変わってくる。なので、教育現場では客観的な事実に絞って教えることに徹しているとのこと。

この特集を観ていて、ある国のことを思い浮かべたのだ。そう。それは中国である。現在中国は習近平へ権力が集中しつつあり、既に個人崇拝に近づきつつある。かつて毛沢東エドガー・スノーに「個人崇拝は必要なことである」と言ったように、国を統治する上で個人崇拝こそが究極の方法なのである。しかし、その究極の方法が崩れ始めると、雪崩式に一気に崩壊し、建て直すのは容易ではない。 話はやや横道に逸れたが、今後中国が習近平指導体制を確立させて行く上で、文革をどう取り扱うのか、気になる点である。習近平李克強も、多感な時期に文革を経験している。その文革をどう思想教育に取り入れ、指導体制強化に役立てて行くのか、あるいは反面教師にするのか、なのではないだろうか。恐らく、思想教育に取り入れ、指導体制強化に用いられるような気がするが。