À l'avenir~柳瀬ゴロー公式ブログ

柳瀬ゴローです。FMふじやま、TOKYO854でパーソナリティを務めております。番組のお知らせや川のことなどを綴っております。

きよけきひかり~祖父のこと 我が家のルーツについて

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仏教賛歌「きよけきひかり」の作曲者である、日髙脩は、母方の祖父である。真宗本願寺派の大勢の御門徒が歌ってくださり、愛してくださるこの賛歌の作曲者が祖父であることを誇りに思う。 

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日髙脩は、広島県呉市(旧川尻町)の光明寺で生まれ、旧制平安中学校、東京音楽学校(現在の東京芸術大学)を卒業し、音楽教師の道を進んだ。駒沢高等女学院(現在の駒沢学園女子高等学校)や、広島県立竹原高等学校などで教鞭をとり、その傍ら、作曲活動を行い、仏教賛歌「きよけきひかり」や、広島県立竹原高等学校の「竹高賛歌」などを作曲し、歌い継がれている。 近年、広島市安佐南区長束地域の盆踊りで歌い踊り継がれている「長束音頭」の作曲者が祖父であることが判明した。 

私と祖父の接点は残念ながらない。私が生まれる2年前、昭和36年に他界してしまったので、会うことはできなかったのだが、母や同居していた大伯母(祖父の姉)から祖父のことをいつも聞かされていた。 今、母も83となり、祖父のことも、そして祖先のことを、できる限り調べまとめておかなくてはいけない衝動に駆られているのである。 来年の夏、母や叔父叔母などを連れて広島市安佐南区長束地域へ赴き、「長束音頭」で踊り楽しんでいる地域の人々の姿をぜひ見たいものである。

 

我が家のルーツ

私の母方は、広島県呉市川尻にある真宗本願寺派光明寺ある。光明寺は元々禅宗の寺で、愛媛県の中島に僧西光が創建した西光寺が始祖である。その後伊予中島から広島県の上蒲刈・向へ移り、1496年(明応5年)浄土真宗へ改宗し、本願寺直末の寺として本願寺9代実如上人より光明寺の寺号と本尊仏が授与された。この本尊仏は中国地方では最古である。上蒲刈・向から現在の川尻に移ったのが1573年(天正元年)である。その光明寺10世教雲に嫁がれたのが、大納言中山忠頼の娘、春姫で、中山家と我が家は遠戚関係なのである。大納言中山忠頼の子である中山忠能が150年前、明治天皇氷川神社行幸され、御親祭あそばされた際、重臣として御列に加わっていたことで、氷川様と我が家とはご縁で結ばれていることを認識した次第である。 尚、中山忠能の娘中山慶子明治天皇の生母であるので、中山忠能明治天皇の外祖父ということになる。