柳瀬川を歩く時、ふと口ずさむ曲が中森明菜の「LIAR」である。
Platinaの月明かり こんな切なさを 夜更けのせいだと思っていた
詞の内容は完全に夜なのだけど、旋律が柳瀬川の流れに似ているような気がしてならないのだ。
落差工から下流側の流れは激しいが、いつしか穏やかな流れに戻る。そしてまた激しい流れになり、穏やかになるを繰り返す。川は生き物であることを改めて実感すると共に、楽曲の旋律にも似た、リズム感も備えているような気がするのだ。
「LIAR」は女性の複雑な感情を、中森明菜が当時持っていたであろう心情そのままに見事に歌い上げた名曲である。清瀬出身の大歌手である中森明菜が生み出す旋律が柳瀬川の流れと似ていても決して不思議ではないのだ。