緊急事態宣言下、FMふじやま『ふじやまワールドミュージック』木曜日は解除までお休み。
現在、にんにんこと染谷剛さんに代打をお願いしておりますが、毎週私、電話で出演しております。20日は「音楽と私」というテーマでしたから、吉祥寺・井の頭公園に飛び、電話でスタジオと繋ぎました。
昔、南口公園通りから少し入った場所に羅宇屋さんという民族楽器店&ライブハウスがあり、アジア音楽の拠点でした。吉祥寺は視野を広げた場所、とも言えますが、仲屋むげん堂さんやペパーミントカフェもアジアの入り口でした。
吉祥寺でアジア音楽に目覚めた私ですが、その頃むさしのFMでレギュラー番組を持っていました。むさしのFMは現在武蔵野商工会館へ移転しましたが、私がボランティアに参加した当時は、水門通り沿いにありました。
現在「吉祥寺シアター」がある場所に、かつてむさしのFMが入る吉祥寺市政センターはありました。
私がむさしのFMに参加したのは1995年の開局時でした。写真は開局当時の局内で、鏡リュウジさんをゲストにお迎えした記念で撮影したものです。
開局前、ボランティアスタッフが武蔵野公会堂に召集され説明会が行われましたが、その前年NHK FM『DJショー』に出演し、鼻高々で説明会に出席したら、いきなり当時の放送部長に鼻っ柱をへし折られ、その後リハーサルで散々「ばかやろー」「下手くそ」と言われまくり、本当に鍛えられました。当時の放送部長から「ボランティアといえども公共の電波に声乗せるのだからプロと一緒だ」と指導され（罵倒され）、見どころがあったのか、その後調布FMに契約パーソナリティで引っ張っていただきました。
（多分喋りより選曲で）
むさしのFMには9ヶ月しかいませんでしたが、すごく濃密だったなあ。東京初のコミュニティFMですから、「地域のラジオとは？」ということを局全体で模索していたような気がします。
今、FMひがしくるめ『ゆっくりくるめラ』金曜日で新コーナー「多摩版朝刊キャッチ」を始めましたが、むさしのFMでも「今朝の朝刊から」やらされました。当時は苦手でしたが、今はリスナーさんにご好評いただいてます。私もあの頃に比べたら多少成長したのかな？
吉祥寺は楽しくて大好きな街ですが、私を厳しく鍛えてくれた街でもあるのです。
