À l'avenir~柳瀬ゴロー公式ブログ

柳瀬ゴローです。FMふじやま、TOKYO854でパーソナリティを務めております。番組のお知らせや川のことなどを綴っております。

『月見そば考』 

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駅そばを絶賛愛用中である。乗り換えの僅かな時間に駅そばへ駆け込み、そばをほぐほぐ言いながら、5分くらいでかっこんで、次の電車に乗り込むというのが常である。口の中はまだネギとつゆの香りが充満し、「食べた感」がしばらく残る。マスクしているから車内の人々からは「駅そば食ったとは気づかれまい。いや、気づかれても別に構わないのだけれど…..

最近はもっぱら「月見そば」を食べているのだが、店員さんがそばをシャシャッと茹で、湯を切って、器に投入!間髪入れずにつゆが張られ、生卵が割られ、ネギとわかめが乗って完成。だいたいこれが「月見そば」の王道だと思っていたら、そうでもないようだ。いろり庵きらくの「月見そば」は、生卵を客が割るタイプなのだ。あー、その手もあるか!
そう。それで思い出したことがある。高校時代、立ち食いそば屋でバイトする夢を見たことがある。「月見そば」の卵が上手く割れず、マネージャーとお客に「下手くそ」と罵声を浴びるという、嫌な夢だった。

何故そんな夢を見たのだろう? 確かに私卵割るの下手で、殻を入れてしまったり、指で黄身を引っ掛けてしまったり、綺麗に卵が割れたためしがないのだ。でもさ、結局黄身と白身を混ぜるのだから、一緒じゃねえかとも思うのだ。

そんなことを「月見そば」をすすりながら、ついつい考えてしまった。