À l'avenir~柳瀬ゴロー公式ブログ

柳瀬ゴローです。FMふじやま、TOKYO854でパーソナリティを務めております。番組のお知らせや川のことなどを綴っております。

ZEN展へ初出展

f:id:taka_fan:20180828113215j:plain

 

さいたま市浦和区埼玉県立近代美術館で9月2日まで開催された「公募 ZEN展」に、初めて写真を出展した。これまで文章は幾つも発表したことがあり、ラジオでレギュラーも持っていたので、声を人様にお聞かせしたこともあるが、自分が撮った写真と、短歌を展覧会で発表したことはなかった。 

 

今回、お誘いもあり、初めて出展したのだが、いい緊張感の中で過ごすことができた。ある方によれば、他の公募展は、かなり厳しい審査もあり、ハードルが高いらしいのだが、ZEN展は違う!

 

「国籍・流派・派閥・年齢を問わず広く公平に開催する事を信条とするものとする」

 

私もこの信条にぐっと来たのである。こういう公募展なら、きっと出展者の方々から得るものも大きいのだろうと期待したが、期待以上に得たものは大きかったのである。

 

f:id:taka_fan:20180901105900j:plain

8月28日(火)から9月2日(日)までの6日間の内、何日か会場に足を運び、作家としてお客様と接し、他の作家さんたちと交流する機会を持ったが、絵画や立体工芸、書など、素晴らしい作品の数々と出合ったことも、嬉しいことだった。私の写真は二の次三の次でいいから、素晴らしい作品をどんどん観てほしいという気持ちの方が強くなって行ったのだ。とはいえ、出展した2点の写真に対し、お褒めを頂戴したこともあり、それは本当に嬉しいことであった。わざわざ足をお運びいただいた、友人知人もおり、それも嬉しいことだった。

f:id:taka_fan:20180902121833j:plain

f:id:taka_fan:20180831113417j:plain

 

ZEN展の特色はパフォーマンスにも表れている。 数々の作品の中で、演奏や舞いなども行われ、独特感があるのだ。

 

f:id:taka_fan:20180828105946j:plain

ZEN展初日に8弦ギターを美しく奏で、会場の雰囲気を和ませた MASATOON!さんの演奏。

f:id:taka_fan:20180902140944j:plain

最終日に来場者を惹きつけた、本間愛良さんのパフォーマンス。

 

f:id:taka_fan:20180902131312j:plain

不思議な光を放ち、観る者を釘付けにした、永福千秋さんの作品。

 

f:id:taka_fan:20180902123548j:plain

f:id:taka_fan:20180902134608j:plain

f:id:taka_fan:20180902134914j:plain

 

まだまだご紹介したい作品があるが、今後もZEN展はますます発展を続け、日本だけではなく、世界中のアーチストが「自由な気風」の元に集結し、大きな波を起して行くに違いない。 今回、他の作家の皆さんから様々な影響を受けた私だが、腕を磨き、再びZEN展というフィールドに戻ってくる決意である。 

 

ZEN展理事長である、永森一郎先生や理事の先生方、ご一緒した作家の皆様、足をお運び頂いた友人知人の皆様、心から感謝を申し上げたい。

 

Les activités de bénévolat sont précieuses.

f:id:taka_fan:20180818101830j:plain

18日(土)、東京都清瀬市の柳瀬川・台田運動広場付近で、清瀬市社会福祉協議会主催、川づくり・清瀬の会がサポートの「夏の体験ボランティア~やなせ川のおそうじ・魚とり」が開催された。 

 

大勢の子どもたちが保護者と共に参加し、熱心に清掃を行い、魚獲りを楽しんだ。 

 

f:id:taka_fan:20180818104801j:plain

子どもたちは1人1人網を持ち、所謂「ガサガサ」や、追い込みなど、思い思いの方法で魚獲りを楽しんでいたが、たくさんの魚や水生生物を捕らえることができ、あちらこちらから歓声が上がっていた。 

 

f:id:taka_fan:20180818111320j:plain

f:id:taka_fan:20180818113923j:plain

f:id:taka_fan:20180818114209j:plain

 

ヌマチチブやモツゴ、シマドジョウなどの魚類や、ハグロトンボのヤゴ、さらにはウシガエルも捕獲された。魚とりの後に行われた観察会(川づくり・清瀬の会による解説)は、子どもたちだけではなく、保護者など大人の関心も高かった。

観察会終了後、捕獲された魚や水生生物は子どもたちの手で川へ帰され、川へリリースしてから魚が無事かどうか見守る子どもたちの姿も多数見かけた。

 

今、わが国では、ボランティア活動に対して注目が集まっている。先日、山口県周防大島町で2歳の男の子が行方不明になった事件があったが、その男の子を見つけたのは、大分県から駆けつけたボランティアの男性である。その男性は、西日本豪雨の被災地でも活動を行い、東日本大震災熊本地震の際も、被災地で熱心に活動を続けた方である。 

 

欧米諸国に比べ、日本はまだまだボランティアに対する意識が希薄であるが、この方の周防大島での救出や、西日本豪雨被災地での活動が、ボランティアに光が当たるきっかけになり、多数の人々に影響を与えたことだろう。 

 

清瀬市社会福祉協議会が今年も開催した、夏の体験ボランティア会は大変意義深く、子どもたちが魚獲りを通じて自然の尊さや命の大切さを学び、さらにはボランティア活動が如何に重要であるかも学ぶきっかけとなっただろう。

 

Le Conseil de protection sociale de la ville de Kiyose, parrainé par la Kiyose 's Association, qui fait du bénévolat pour l'expérience des enfants "Le bénévolat pour l'expérience estivale, le nettoyage de Yanasegawa et la récolte de poissons" s'est terminé avec succès.

 

Il est très significatif d’avoir participé à l’activité de protection de la nature, de la propriété régionale, par des enfants locaux.

 

L'autre jour, il y a eu un cas dans la préfecture de Yamaguchi où un garçon de deux ans avait disparu. J'ai trouvé un garçon qui n'était pas un policier ou un pompier, mais un volontaire qui venait de la préfecture d'Oita. Cette personne a participé et contribué des volontaires à la restauration après sinistre qui s'est produite dans diverses parties du Japon, comme le grand tremblement de terre à l'est du Japon et les pluies torrentielles à l'ouest du Japon.

 

Dès l'enfance, il est important de participer à des activités bénévoles, d'apprendre le caractère précieux de la nature et le poids de la vie. Les volontaires sont une pratique courante en France, en Europe et aux États-Unis, etc., mais au Japon, il n'est pas encore compréhensible de faire du bénévolat.

 

Pendant les vacances d’été de cette année, la ville de Kiyose a organisé diverses sessions d’expériences de volontariat, auxquelles un grand nombre d’enfants ont participé. "Les enfants sont des trésors régionaux". En faisant du bénévolat, les enfants ont appris à aimer la région et à prendre soin des gens.

近況

f:id:taka_fan:20180726072557j:plain

連日猛暑が続いていたが、今日の当地はうす曇りで若干しのぎやすい。 暫くご無沙汰していたが、何が起きていたかは、あえて書くまい。 

 

再来週辺りには、身体も元に戻り、平常運転(?)ができる見込みである。

 

 

思い出の地はちびまる子ちゃんのふるさと

f:id:taka_fan:20180718115511j:image

夏が来ると、清水の風景を思い出す。清水とは、現在の静岡市清水区のことで、実は1974年、小学5年生の夏休み期間だけ、清水に住んでいた。引っ越し合間のいっときだけだから、住んでいた、という表現が妥当なのかどうか。

しかし、あの夏の思い出は強烈だったな。

f:id:taka_fan:20180718121203j:image

築地町という、巴川が流れ、倉庫街が広がる地域だったが、「埠頭」🚌というバス停近くで、当時の静鉄バス「三保線」も本数が多く、清水駅までのアクセスは良かった。三保海水浴場までの船便がある清水港ターミナルも徒歩圏内だったので、よく船で三保海水浴場まで出かけ、思い存分海水浴も楽しんだ。

 

金嬉老事件の舞台にもなった、キャバレーミンスクからのサーチライトや、ヤオハンの賑わい、私が清水に来るちょっと前に起きた「七夕豪雨」の影響で運休〜廃止になった、静鉄清水市内線の走る姿、狐ヶ崎ヤングランドなどなど、清水で育った方ならお馴染みの風景がたくさんあった。

 

「七夕豪雨」の様子は、「ちびまる子ちゃん」で描かれている通り、巴川や安倍川など、静岡県内の河川が氾濫するほどの豪雨に見舞われ、多数の方が亡くなり、清水市内でも床上・床下浸水など、深刻な被害があった。静岡市内の小中学校では、「七夕豪雨」のことを風化させないため、そして防災減災に対する意識を高めたいと、教材として活用している。

 

ちびまる子ちゃん」で描かれている清水は、まさに私がいた時の清水なのである。

 

商店街が賑やかで、映画館があり、常に人の賑わいがあり、活気があった頃の清水には、清水の次郎長を輩出した町らしい、人情があった。

 

f:id:taka_fan:20180718125015j:image

今でも時々清水を訪れるが、さすがに昔ながらの風景は少なくなった。しかし、潮の香りにくすぐられ、私がいた時のことを思い出すのだ。

 

追記

 

ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんが亡くなった。合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワールドカップはフランス優勝!

f:id:taka_fan:20180716120517j:image

 

ワールドカップが終わった。フランスの優勝という、嬉しい結果に満足している。フランスというか、デディエ・デシャン監督のファンである私。現役時代からキャプテンシーを発揮し、選手として、監督として頂点を極めたのだ。

 

それにしても、クロアチアの底力は物凄く、最後まで決して諦めない、強い精神力を感じた。

 

確かにこの勝負はフランスに軍配が上がったが、クロアチアも、そして3位のベルギーも、我が日本も、出場した全チームに拍手を贈りたい。

 

残念だったのは、プッシー・ライオットのメンバーによる、決勝戦乱入である。反プーチンメッセージをパンクロックで発信し続けるグループだが、音楽で留めておけばまだ良いものの、過激な妨害活動も行なっている。

 

日本における学生運動でも、音楽が果たす役割は大きかった。世界に目を向けても、圧政に立ち向かうため、音楽は有効な手段として用いられている。しかし、行き過ぎた妨害や破壊行為にまで及んでしまえば、全て台無しにしてしまうのだ。

 

Twitterでは、プッシー・ライオットによる乱入行為に対し、賛否両論飛び交っている。

 

私は、ワールドカップ決勝戦という、世界中から注目を集めている場で、乱入という手段を用いたことに憤りを感じている。プーチン大統領に恥をかかせた、一撃加えたと、その成果を強調するだろうが、多くのフランス、クロアチア国民を怒らせ、全世界を敵に回したのだ。この行為は、かつての赤軍派と同等なレベルで、愚かといか言いようがない。

 

「ミュージシャンには社会的責任がある。音楽は太陽の光と愛だけじゃなく、政治やとらわれた人のことを歌わなければならない」

 

確かにそうだ。しかし、乱入を正当化するのは、筋違いである。

 

「ロシアでは、これしか手段がない」

 

本当にそうだろうか? だとしても、許される行為ではない。

ラジオって素晴らしい

f:id:taka_fan:20180712104434j:image

今日は「ラジオ本放送の日」だ。

 

東京放送局(現在NHK)が、港区の愛宕山から第一声を発した日が、1925年7月12日なのである。我が国でラジオ放送が始まってから93年。ちなみに世界で一番最初にラジオ放送を開始したのはアメリカである。1920年11月、ペンシルバニア州ピッツバーグで産声を上げたKDKAが世界初のラジオ局ということになる。

 

93年間、ラジオ放送は飛躍的な発展を遂げ、テレビやインターネットなど、後から出てきた他メディアと競合することなく、独自の発展を遂げたのだ。むしろ「ラジオの見える化」にインターネットが貢献し、その結果、リスナーとラジオ局の距離が縮まったと言ってもよい。

 

現在のラジオ番組は、インターネットありきが主流だが、「ラジオ深夜便」のように、アナログ感を大事にしている番組もある。インターネットを使わない高齢者にも配慮しているんだろうなと思うが、NHKじゃなければ「ラジオ深夜便」のような番組はできない。

 

これはラジオ全体に言えることだが、アナログ感が実は溢れていたりする。 radiko などを用い、エリア外でも聴きたい番組を聴取できるようになったが、やはり、ラジオ番組はラジオで、という人がまだまだ多いから、電波をラジオでキャッチして聴くという、スタイルが主流である。まさに、電波をラジオでキャッチ!というのが、アナログ感につながるのでは?と考える。とはいえ、ラジオ局側もインターネットありきで番組を制作しているので、県域放送でも、コミュニティFMでも、今は「エリア外」で聴いているリスナーも大事にし、スポンサー側もサービスエリア外にもリスナーがいることを踏まえているような関わり方をしている。ひと頃は、ラジオ局側も、「エリア外」リスナーは、リスナーとして認めず、リクエストやメッセージすら無視していたこともあった。

 

現在のラジオ番組は、局のWebサイトで番組の告知を行い、メールやSNSでメッセージ、リクエストを寄せてもらう、というのが主流である。番組によっては、SNSを介してリスナーとのキャッチボールを図るというスタイルが定着しているのだ。SNS、特にTwitter を介するメリットは、リスナー同士の繋がりが生まれ、さらには番組の魅力が拡散でき、裾野を広げることにある。

 

個人的には、音楽を大事にしながら、トークも面白いという番組に惹かれる。自分も喋り手・作り手として発信する側にいたからこそ、感覚的に聴きたい番組が絞られる。

 

以下、私が好きなラジオ番組を紹介する。

 

○The Guy Perryman Show

Inter FM 897 月曜〜金曜 07:00-10:00  

改めて取り上げてみたい。最初の1時間は、メインナビゲーターのGuy Perryman氏が英語のみで、ニュースやイベント紹介、インタビューを行い、08:00からは渡辺麻耶さん(月曜〜水曜)や、クリスウエブ佳子さん(木曜金曜)が入るという構成。選曲には定評があり、音楽好きを唸らせ続けている。Guy Perryman氏と共に、渡辺麻耶さん、クリスウエブ佳子さん、それぞれの持ち味を発揮し、番組を盛り上げている。

実は、この番組を本格的に聴き始めたのは最近である。長年の習慣でJWAVEを聴き続けてきたが、以前も取り上げた”Radio Disco”(inter FM897 土曜15:00-18:00)のリスナーさんが、”The Guy Perryman Show”も聴いていることがTwitterで分かり、私も聴くようになった。

 

さらには「低音レディオ」(bayfm78 土曜20:00-22:00  ケイ・グラント氏)、”GOOD DAY” (FM FUJI 月曜〜金曜10:00-15:54 )、”Lazy Sunday” (inter FM897 日曜 11:00-15:00 George Cockle氏・渡辺麻耶さん)を可能な限り聴いている。どの番組も音楽が生かされ、トークとの絶妙なバランスを保っているのだ。

既にお気づきの方も多いだろうが、「低音レディオ」以外の全ての番組に、渡辺麻耶さんが登場する。 これまでずいぶんラジオは聴いてきたが、軽快なトークと引き出しの多さ、そして、リスナーを大切にする気持ちを兼ね備えている。 

 

そういえば、”GOOD DAY” 金曜を担当する、藤原恵子さんも、JWAVEで”I A.M.”を担当していた頃に比べ、一皮むけたというか、本当に同一人物なのかと思えるくらいの変化である。

局のカラーというものもあるのだろうが、やはり今の方が距離は近くなったなあと。