持病の関係もあり、以前のようには撮れなく（以前も決して上手くはなかったけど）なってしまったが、柳瀬川のカワセミとは今でも頻繁に出会うことができる。自転車のブレーキ音のような、あの鳴き声が聞こえてくると、身体が勝手に反応し、以前と同じように、その愛らしい姿を見つけ出すことは容易にできる。
偶然通りかかった方々から「あの鳥は何ですか？」と、質問が飛んでくることもよくあることで、懇切丁寧に説明をしている。
柳瀬川で野鳥を観察するようになり１０年が経つが、この１０年の間、先輩方から様々な教えを受けてきた。 例えば、柳瀬川に棲息するカワセミのルーツは、皇居のカワセミではないかという説があるというということや、一口に柳瀬川のカワセミと言っても、棲息区域は多岐に渡り、まだ解明されていない部分もかなりあることなど、謎の部分もあるのだ。
