柳瀬川に架かる城前橋よりちょっと上流に行くと、真新しいベンチが設置されています。
よく見ると、郷土史家坂間利夫さんが書かれた「わたしは城前橋」の一文が掲示されてました。
そうか! このベンチ設置で使われた板は、かつての城前橋の一部だったのですね。
えっ!その橋板は確か下宿の八幡神社に保存してあったなあと思い出し、過去の写真を探したら.....ありました。
保存されていた橋板が今回ベンチに生まれ変わったというのは、嬉しいことです。
いわゆる「沈下橋」だった、かつての城前橋は、増水すると橋板は下流へ流され、村人たちがその度に回収に行ったそうです。
かつての柳瀬村(現在の所沢市柳瀬地区)や近在の村々から、この板を渡り清瀬へお嫁入りされた方も多数いらっしゃいます。
様々な交流がこの板を介してされていたのですね。